前回レポートをしたように、日本アンチエイジング歯科学会大阪大会は、充実したプログラム、展示会場の活気、アンチエイジングアワード、ガラ・ディナーと大盛況のうちに終了しました。
参加者は歯科医師、歯科衛生士など専門職がほとんどですが、会場は笑顔で満たされ、スマイルが人と人をつなぐ役割をしていました。
さて、5月連休後半は韓国ソウルで開催された世界審美歯科学会(IFED)に参加しました。
IFEDには、設立当時から関与していたため、深い思い出があります。
1989年、友人の紹介で1人のフランス人歯科医師が来日しました。
名前をフィリップ・ギャロンといいます。
DRフィリップ・ギャロンと
前年の1988年に、日本審美歯科学会を設立しましたが、Dr.ギャロンは同じように欧州審美歯科学会を設立し、役員として活躍をしていました。
米国には一足先に米国審美歯科学会が発足していましたので、米国、日本、そして欧州の3カ国が、連携を結ぶことで世界的な組織ができるのではないかと考えました。
六本木の日本料理店で、DR.ギャロンとこの構想を練り早速実行に移すことにしました。
こうして出来上がったのがIFEDです。
現在では世界22カ国が加盟。
3年毎に学術大会を開いています。
2010年ラスベガス、2013年にはリオデジャネイロと次の大会が決定しています。
世界的な指導者DR.ゴールドスタイン(米国)と
さてIFEDソウル大会は、参加者2000名を数え、日本からも100名余の参加がありました。
韓国の経済発展は目ざましく、ウォンも今強い状況です。
反対に円は弱く、日本の元気のなさが気になります。
ソウル市内の川を開渠にし遊歩道になった。散歩に最適。
5月4日〜6日の3日間、会場はCOEXというホテルに隣接したすばらしい会場です。
5月5日早朝、アジア審美歯科学会会議がありました。
私は2002年〜3年の2年間この学会の会長をしていましたので、この会議にも参加しました。
アジアといっても広く、43カ国が対象です。
現在加盟国は12カ国ですが、皆元気がよく、21世紀にはアジアの時代の予感がいたします。
日本、中国、韓国を中心にEUに似たアジア経済連合が出現するのも、案外近いかもしれません。
とにかく忙しい3日間でしたが、充実した時間を過ごしました。
友人のDR.PARKの歯科病院。
13階にはワインバーもある。
私の診療室もできる予定。
【松尾歯科医院】
院長/松尾 通
http://www.matsmile.com/